お礼の言葉
4月29日~5月28日の1か月の署名期間中、物心両面にわたるご協力、ご支援、誠にありがとうございました。五月晴れのもと汗をかき、また雨の中、署名を集めにかけつけていただいた皆さん、本当にお疲れ様でした。
この1か月間の署名運動は、市民の中に脈々と流れていた平和の意識を呼び起こしました。まさしくこの季節、新緑がみずみずしく茂るように、多くの市民が自ら一歩前に出て、あちらこちらで署名を集め、平和の思いを共有し合いました。
署名簿に刻まれた20490筆の署名は、平和を希求する市民の願いの結晶です。その1筆1筆に、市民1人ひとりの声がつまっています。このことは、80年の西宮市の歴史からみても画期的な成果として確認され、記録されなければならないでしょう。
被爆から60年、イラクに自衛隊が行き、日本人が犠牲になっています。
震災から10年、JR事故でも明らかなように、命が軽視されています。
私たちは、積極的に「平和・無防備」を発信することこそが、戦争を起こさせない最大の力であり、誰の命も奪わないことであると訴えてきました。
それは、平和憲法と国際人道法を守るだけでなく、戦争をなくそうとしてきた世界の人々の絶え間ない努力に連帯することであります。
今、多くの大切な事柄が、市民から「遠い存在」になってしまっている議会で決められています。
その議会に、市民の直接請求で「平和・無防備条例」を提案することは画期的な意義があります。議員一人ひとりが、平和を願う市民一人ひとりの声に真摯に耳を傾けるかどうかが試されるのです。
市長も1筆1筆の署名を重く受けとめざるを得ないはずです。今回、平和を願いながらも、個人情報取扱いに関する行政への不信感などから署名をされなかった方が多くおられました。本来もっと多くの方々が署名をしたはずです。
未来の子ども達のために「戦争をなくす」思いを一つに結んで、世界で初めての「平和無防備条例」を西宮で実現していきましょう。
議会の多数の賛成で条例を採択させるためには、もっと多くの市民の声が必要ですが、議会を変えていくことは必ず可能です。そして、それは市民の財産として引き継がれます。
引き続いてのご支援を今度ともよろしくお願いいたします。
西宮市に平和・無防備条例を実現する会
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