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2007.03.13

西宮市国民保護計画案が後退!

 当会メンバーの知らないうちに、2月15日に、第3回西宮市国民保護協議会が開催されており、しかも、計画案の内容が後退していることが、本日(3月12日)電話で問い合わせて分かりました。

 http://www.nishi.or.jp/contents/00004876000301037.htmlの下のほうをみてください。第3回西宮市国民保護協議会の議事録があります。

●素案では、 「避難住民の誘導」の箇所に、
『ただし、武力攻撃が予測される状況においては、自衛隊による誘導は要請しないものとする。』
 が盛り込まれていましたが、計画案では変更されて
『ただし、武力攻撃が切迫している状況等においては、自衛隊による誘導は要請しないことがある。』
 となりました。

●この変更について、本日の担当課長との電話でのやりとり(正式交渉ではありません)では、
「そもそも武力攻撃が予測される状況のときに国民保護計画が発動される。ただし書きの前の文章で、自衛隊に誘導を要請する、と書いておきながら、ただし書きで要請しない、と書いているのは矛盾している、という指摘があった。自衛隊に誘導を要請することによって市民の安全が脅かされるような場合には要請しない、という趣旨は変わっていない。自衛隊や県などから修正要望などは無かった。」との事でした。

 しかしながら、自衛隊に誘導を要請しないことが前提になっていた文案が、逆に要請することが前提の文案に変更されたことに違いありません。
 当会としては、文案が変わったけれど趣旨は変わっていない、ということをふまえて、『武力攻撃が予測される(切迫している)状況等においては、自衛隊による誘導は要請しない。』ことが前提であることを確認したいと思います。

●このような重要なことが提案された、2月15日の第3回西宮市国民保護協議会の広報について、担当課長は「1週間程度、西宮市ホームページに掲載した」と言っています。しかし、その間もメンバーが定期的に西宮市ホームページをチェックしていましたが気が付きませんでした。当会としては、このような行き違いを防止するために、直接文書・メール等で案内をしていただくようお願いしていましたが残念です。
 さらに、パブコメの内容が議論されるのだから、パブコメを出した人にも案内をすべきではないでしょうか?
 (このような行き違いは不信感を増大させることにつながります。)
 事実、この第3回協議会の傍聴者は全くありませんでした(第1回、第2回とも傍聴者4名)。
 結果として、当会メンバーの知らないうちに開催され、論議されたのです。

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2007.03.10

パブコメの実施結果が発表されました

「西宮市国民保護計画」(素案)に対するパブリックコメントの実施結果が西宮市ホームページに公開されました。
http://www.nishi.or.jp/contents/00006234000201014.html

 公表されたのは、意見の概要(意見数11通26件)と、これに対する市の考え方です。
 多くの市民から、「西宮市国民保護計画」を作成することに対する懸念・不安が寄せられたことが分かります。

 一方、これに対する「市の考え方」には全く誠意が感じられません。
 計画案の文章をそのまま引用して「……と計画案に記述しています」というものや、「国民保護法には……と定められています」というものがほとんどです。意見を出した人は、国民保護法や計画案を読んで意見を出している(~そもそも読まないと意見が書けないでしょ~)にもかかわらず、国民保護法や計画案をそのまま引用して「……と記述しています」とだけ回答しているのです。
 市民の懸念・不安の解消のために何かを検討した形跡がみえません。要約すると”懸念・不安は考えすぎであり、計画案は懸念・不安を解消する方向では見直さない”というものでした。
 全く論点がかみ合っていないというか、かみ合うようにしたくないというか……意見を出した人から見ればバカにしているとしか思えないような「市の考え方」です。
 今回の不誠実な「市の考え方」を受けて、当会としても取り組みをすすめていきます。

★★★【転載】寄せられた意見(26件)★★★
・人権侵害を堂々と行政が行う計画であり、不当性を改めて市民の前に明らかにしてから、この計画を西宮市として白紙撤回していただきたい。
・多額の公費を使って、国民保護計画を立てるよりも、福祉の充実にお金をまわして下さい。
・意味のない計画や訓練に貴重な公費をつぎこまないでください。
・およそありえない想定をして対処しようとする計画であり、こうした想定を元にする計画は、市民をして不安と混乱に陥れるのみならず、多額の公費を浪費する行為です。
・武力攻撃事態の可能性が低いことを明記し、それでも計画が必要であることを記載すべき。
・備えるべきは「有事」ではなく、「平和」への日々の努力を明記すべき。
・戦争が起きたらどうするのかというより、安心して市民が暮らせるために、平和行政を考えていく方がいいと思います。
・具体的にどのような「平和の努力」をするのか記載してください。
・武力攻撃や大規模テロが発生するには、それだけの原因が先になければならないのです。原因をつくらないことが、最大の保護計画です。
・戦争を起こさせない努力に、より努力をさくべきで市民にもそう呼びかけるべきではないでしょうか。
・市として、国に対して平和的な外交政策を強く求めていくと明記すべき。
・国の外交政策の失敗によって、武力攻撃事態に至った場合は、市として、国に協力をしないこともありえることを明記すべき。
・国や県、市の命令に市民が従わないと罰則まで科されるという全く、主客転倒した、人権侵害を堂々と行政が行う計画といわねばなりません。
・「文民保護」「軍民分離」に関するジュネーヴ諸条約の規定を全部列記し、何をしなければならないのかを明記すべき。
・特殊標章に関連してジュネーブ条約追加議定書に触れているものの、その意味するところについては、何の説明もないようです。文民保護のための規定として無差別攻撃の禁止や、多大な被害をもたらす施設への攻撃、もちろんNBC兵器の使用の禁止など、こうした国際法の説明なしに、これらを含む被害を列挙することは、意図的に不安をあおっているように感じざるを得ません。
・いかなる場合も市民に協力を強制せず、思想、信条の自由を奪わないことを明記して下さい。
・自主防災組織やボランティア団体等を国民保護計画に組み込む案は削除して下さい。
・住民保護のために「無防備地域宣言」を行うことも計画に記載すべき。
・避難訓練に自衛隊を参加させないことも明記してください。
・高齢者、障害のある人などへの配慮とあるが、具体的にどのように配慮するのか書かれていない。
・この計画の中に、お年寄りや障害のある方、病人や小さな子どもたちは想定されていますか。
・住民の保護という点においては、避難経路を確保するなど通常の災害避難の枠を出ず、武力攻撃事態として想定されている四類型に対しての住民保護の方策はその効果の程は疑わざるを得ません。
・広く市民に説明し意見を聞く場を設けてください。
・自衛隊を委員から外してください。
・国際法学者や弁護士、在日外国人団体も参加させてください。
・動員される労働者側の意見についても反映されるようにしてください。

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