西宮市国民保護計画案が後退!
当会メンバーの知らないうちに、2月15日に、第3回西宮市国民保護協議会が開催されており、しかも、計画案の内容が後退していることが、本日(3月12日)電話で問い合わせて分かりました。
http://www.nishi.or.jp/contents/00004876000301037.htmlの下のほうをみてください。第3回西宮市国民保護協議会の議事録があります。
●素案では、 「避難住民の誘導」の箇所に、
『ただし、武力攻撃が予測される状況においては、自衛隊による誘導は要請しないものとする。』
が盛り込まれていましたが、計画案では変更されて
『ただし、武力攻撃が切迫している状況等においては、自衛隊による誘導は要請しないことがある。』
となりました。
●この変更について、本日の担当課長との電話でのやりとり(正式交渉ではありません)では、
「そもそも武力攻撃が予測される状況のときに国民保護計画が発動される。ただし書きの前の文章で、自衛隊に誘導を要請する、と書いておきながら、ただし書きで要請しない、と書いているのは矛盾している、という指摘があった。自衛隊に誘導を要請することによって市民の安全が脅かされるような場合には要請しない、という趣旨は変わっていない。自衛隊や県などから修正要望などは無かった。」との事でした。
しかしながら、自衛隊に誘導を要請しないことが前提になっていた文案が、逆に要請することが前提の文案に変更されたことに違いありません。
当会としては、文案が変わったけれど趣旨は変わっていない、ということをふまえて、『武力攻撃が予測される(切迫している)状況等においては、自衛隊による誘導は要請しない。』ことが前提であることを確認したいと思います。
●このような重要なことが提案された、2月15日の第3回西宮市国民保護協議会の広報について、担当課長は「1週間程度、西宮市ホームページに掲載した」と言っています。しかし、その間もメンバーが定期的に西宮市ホームページをチェックしていましたが気が付きませんでした。当会としては、このような行き違いを防止するために、直接文書・メール等で案内をしていただくようお願いしていましたが残念です。
さらに、パブコメの内容が議論されるのだから、パブコメを出した人にも案内をすべきではないでしょうか?
(このような行き違いは不信感を増大させることにつながります。)
事実、この第3回協議会の傍聴者は全くありませんでした(第1回、第2回とも傍聴者4名)。
結果として、当会メンバーの知らないうちに開催され、論議されたのです。
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